北海道・知床の観光船沈没事故で、釧路地検は運航会社の社長を業務上過失致死の罪で起訴しました。

「知床遊覧船」の社長、桂田精一被告は、2022年、運航管理者としての義務を怠って船を沈没させ、乗客乗員を死亡させた疑いで逮捕・送検されました。

捜査関係者によりますと、桂田被告は、「豊田船長と海が荒れたら引き返す条件付き運航で出航し、船長の判断で戻って来ると思っていた」という趣旨の供述をしていました。

そして、勾留期限の9日、釧路地検は桂田被告を業務上過失致死の罪で起訴しました。

海難事故で、直接船を操縦していない運航会社の社長が刑事責任を問われるのは極めて異例です。

一方、桂田被告の弁護人は、裁判所に保釈請求を行うとしています。

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