使用済み郵便切手の消印を消して、フリーマーケットサイトで販売するなどしたとして、広島県警は8日、鹿児島県に住む男を逮捕しました。
郵便法違反(切手類を偽造する等の罪)の疑いで逮捕されたのは、鹿児島県霧島市に住む会社役員の男(44)です。
警察によりますと、男は去年4月上旬に自宅で、使用済みの郵便切手の消印を除去して、フリーマーケットサイトで未使用の切手に装って出品。山口県和木町の自営業の男性(42)に宅配便を使って販売した疑いがもたれています。
警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
ことし2月、自営業の男性が広島県大竹市の郵便局で発送しようとした際、局員が偽造された切手であると気づき警察に届出。この切手は別の人物から購入したものでしたが、警察が男性の自宅を調べたところ、偽造切手とは別に、消印が消された切手も発見され、入手先を調べたところ鹿児島県霧島市に住む男だと分かったということです。
男は、額面320円の郵便切手184枚(計58880円分)を、50000円と本来の切手の額より格安で男性に販売していたとみられます。男性は、購入した切手が消印を除去された切手とは知らなかったということです。
男の家からは、消印が押された使用済みの切手や、消印を除去した切手が大量に発見されたということで、警察は男に余罪があるとみて捜査しています。
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