オープンを間近に控えていた鳥取県米子市内のラーメン店が、まさかの事態でオープンを延期することになりました。

しかも、オープン目前の「まさかの事態」は同じグループの他の店舗でも。
なにが起きたのでしょうか?

自家製のちぢれ麺に合わせるのは、鳥取県ご当地の味、牛骨スープです。

澤田祥太 記者
「んー、美味しい」

澄んだ牛骨スープに大きなチャーシュー。
このラーメンを提供するのが10月1日に米子駅前通りにオープンした「肉ごっつぉラーメン」です。
実はこちらの店舗、9月中旬にはオープンする予定だったのですが、ある理由でオープンが延期となりました。
その理由というのが…

店員「今度は穴開けられました。」
記者「どこですか?」
店員「こっちです。」
記者「いやぁ・・・」

なんと、高さ50cmほどの高さにある小窓が壁ごと蹴破られ、建物の修理にかなりの時間がかかることになってしまったのです。

店員
「(8月)26日のお昼に新店舗の準備に来たら割られていました。警察に届けは出して、蹴られたのではと言われています。9月の末にはオープン出来る予定でした。(またこれで)そうですね、10月に伸びます」

事件があったのは米子市の目抜き通り「駅前通り」。
居酒屋など飲食店が多く立ち並び、夜は人通りが多くなるスポットです。

さらに、グループでの店舗被害はこの店だけにとどまりません。

「室外機が、ここなんですよ。気付いたらなくて」

8月初旬には同じ米子市内にオープンしようとしていた店舗で、エアコンの室外機が盗まれてしまう被害が発生しました。

店員
「エアコン業者さんも今忙しくて8月は(取付け)できないって言ってて、9月・10月にオープンが伸びてしまうかなって感じですね」

8月末のオープンが10月にずれ込む事態となりました。
そして今回、被害を受けた新店舗でも9月中旬にオープンを控え、メニュー開発などを着々と進めていましたが、修理に2週間以上かかってしまい、10月1日にようやくオープンしました。

店員
「警察が足で蹴ったんじゃないかって言ってるんで、もう足上げないと割れないようにここまでセメントで壁にしようかと思っています。全部。」

豚肉や小麦など原材料だけでなく光熱費も高騰に加え、オープンが延期することでテナント賃料も余分にかかる、まさに、トリプルパンチ状態。

店員
「修繕費も余計にかかるし物価もあがるので大変です…けど、やっていくしかないですよね」

オープン前のラーメン店を襲った思わぬ事態。
犯人逮捕につながる有力な情報はいまだ寄せられていないということです。

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