稲わらの分解を促して土壌を改善し、「わら焼き」防止にもつながる肥料をドローンを使って散布する実演会が青森県藤崎町で行われました。

ドローンから散布されているのは「腐熟促進剤」です。
微生物の作用で稲わらの分解を促進させ、稲の生育を阻害するメタンガスの排出を削減できるため、土壌の改善に効果があります。また、稲わらの処理の面で「わら焼き」防止のほか、労働力の軽減にもつながると期待が寄せられてます。

実演会では、県やJA全農あおもりの関係者など約30人が見守る中、ドローンから2種類の腐熟促進剤がぞれぞれ30アールの田んぼに散布されました。

JA全農あおもり肥料農薬推進課 須藤雅樹 課長
「こういう試験の箇所も増やして、みんなに周知してもらって結果を分かってもらって、さらに進めていければ」

JA全農あおもりでは、2025年以降も腐熟促進剤のドローン散布を継続し、その効果や効率性を検証したいとしています。

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