広島市中区のビルに20代の男性を監禁した上で、殴る蹴るの暴行を加えたとして暴力団組員の男2人が逮捕されました。
監禁致傷の疑いで逮捕されたのは広島市中区鉄砲町の指定暴力団六代目共政会正木組組員の42歳と37歳の男2人です。
警察によりますと、組員の男2人はことし6月、広島市中区西平塚町のビル敷地内で20代の男性に対し、顔面を殴るなどの暴行を加えた上で、消火器を振りかぶりながら「これで頭割られるか、大人しく上に上がるか選べ」などと脅して男性をビルの一室に押し込んだうえ、さらに暴行を加え「正木組のことなめとんか」などと脅し、包丁を見せながら「次ガードしたらガードした方の手刺すで」「登録せんかったら五体満足で帰れんで」などと脅した疑いが持たれています。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
被害者から警察に届け出があり事件が発覚。被害者と逮捕された男2人には面識があったということです。
被害者の男性は肩や顔を打撲するけがをしました。
警察は、逮捕された男2人が被害者に対し、正木組への加入を強要する目的があったとみて、事件のいきさつを調べています。
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