埼玉県所沢市の緊縛強盗事件で公開手配され、きのう新潟県内で逮捕された男が「現場に報酬を受け取る約束で行ったが、強盗を指示され断れなかった」と供述していることが分かりました。

逮捕された森田梨公哉容疑者(24)は、今月1日、所沢市の住宅で夫婦を粘着テープで縛ったうえ、刃物のようなもので切りつけて現金などを奪った疑いがもたれています。

森田容疑者は東京・国分寺市の事件にも関与をほのめかしているということですが、捜査関係者への取材で「現場に報酬を受け取る約束で行ったが、強盗を指示され断れなかった」と供述していることが新たに分かりました。

国分寺市の事件の報酬を受け取る目的だったとみられ、「生活費が欲しくてやった」とも供述しているということです。

今年8月以降、東京、埼玉、千葉、神奈川でも似た手口の事件が起きていて、先月、鎌倉市の質店で起きた強盗傷害事件など、少なくとも7件について関連を捜査していることが警察庁への取材で分かりました。

警察庁は、きょう、関係する捜査幹部を集めて情報共有を図るとしています。

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