衆議院の解散・総選挙をめぐり、和歌山県で大きな動きが。
裏金問題で今年4月に自民党を離党した世耕弘成前参院幹事長が、10月5日に田辺市で緊急総会を開催。視聴者が録音した音声などによれば、世耕氏が「立候補させていただいてよろしいでしょうか」と問うと、会場からは大きな拍手が。そして「だから世耕!」と繰り返し掛け声も。世耕氏は和歌山2区で無所属で立候補すると表明しました。
その2区では、自民党の二階俊博元幹事長の三男・伸康氏がすでに立候補を表明していて、「保守分裂選挙」となる見込みです。10月7日夕方、みなべ町で伸康氏は…
(二階伸康氏)「誰が相手であるとか、どういう土壌であるとか、そういうことではなくて、これは自分との戦い。そう思っています」
自民党和歌山県連は『公認候補に対抗して立候補することは重大な党規違反に準ずる行為です』と、世耕氏を厳しい言葉で牽制しています。
一方、世耕氏は…
(世耕弘成氏)「政治経験が26年ある私を選んでいただけるのか、新人の方を選ばれるのか、これは有権者の判断を仰ぐしかないと思っています」
2区ではこのほか、共産党で新人の楠本文郎さん、諸派で新人の本間奈々さんが立候補を表明しているほか、10月7日、立憲民主党が和歌山市議で新人の新古祐子さんを擁立すると発表しました。
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