広島県東広島市で暫定指針を越える有機フッ素化合物が検出された問題で、アメリカ軍が泡消火剤の使用を認めたことを受けて、市は、詳しい調査などを、改めて国に要望しました。
東広島市にあるアメリカ軍・川上弾薬庫の周辺では、去年12月以降、暫定指針値を超える有機フッ素化合物(PFAS)が度々検出されてきました。
9月、アメリカ軍は、1991年から19年間に渡って、有機フッ素化合物(PFAS)のひとつPFOSを含む泡消火剤を使った消防車の点検や訓練を行っていたと公表しました。
当初は使用を否定していたアメリカ軍が、一転して認めたことを受けて、東広島市は30日に改めて中国四国防衛局に要望書を提出しました。
▼泡消火剤の使用について詳細な調査と公表
▼弾薬庫内の環境(水質・土壌)調査の実施と数値の公表
また、
▼原因が弾薬庫内である場合の対応方針の公表
などを早急に行うよう、アメリカ軍に強く働きかけることを求めています。
それを受け、中国四国防衛局はアメリカ陸軍危機管理本部に対し、また、防衛省からは在日アメリカ軍に対し、それぞれ翌10月1日に要望を伝えたということです。
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