「餅鉄(べいてつ)」と呼ばれる鉄鉱石を原料にして鉄をつくる体験会が6日、岩手県釜石市で行われました。

この体験会には小学生から70代まで10人が参加しました。鉄づくりの原料は「餅鉄」と呼ばれる不純物の少ない鉄鉱石で、今年5月に釜石市内の河原で採取されたものです。参加者は耐火レンガで造られた高炉の中へ、細かく砕かれた鉄鉱石に石灰をまぶしたものと木炭を交互に投入しました。

炉の中の温度が1200度ほどに上がり、投入から1時間程度すると、「ノロ」と呼ばれる鉄鉱石から溶け出た不純物が外に流れ出て、中に鉄ができる仕組みを学びました。

6日に出来上がった鉄は12月に盛岡市で開かれる鉄瓶を作るワークショップで使用されるということです。

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