10月上旬、静岡県藤枝市に住む70代の男性が、警察官や金融庁職員を名乗る人物からの電話などで現金2400万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生しました。

詐欺の被害にあったのは、藤枝市に住む70代で無職の男性です。警察によりますと、9月末から10月上旬にかけて、男性の自宅に、クレジット会社社員や他県の警察官、検察官を名乗る男から「口座が不正利用されている」「逮捕状が出ているから、調査を無視すると逮捕される」などと電話があり、さらに男性の携帯電話に逮捕状のような書面が撮影された画像が送られてきました。

さらに「マネーロンダリングがあったので、口座を整理してください」との連絡があった男性は、指示に従うように10月3日から5日にかけて、指定された口座に現金1200万振り込み、自宅を訪れた金融庁職員を名乗る女に、現金1200万を2回に分けて手渡したということです。お金を振り込むことに疑問を持った男性が、警察に問いあわせたところ事件が発覚しました。

警察では「警察が事件に関して金の振り込みを指示することは絶対にありません!」「逮捕状の画像をメール等で送信することは絶対にありません!」と呼び掛けています。

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