10月の使用量分から電気とガスの料金が値上がりします。これは政府の「酷暑乗り切り緊急支援」が終了することによるものです。料金は実際どれくらい上がるのでしょうか?

電気・ガス料金に対する政府の補助金は、エネルギー価格急騰の影響を緩和する「電気・ガス価格激変緩和対策」としての実施分が5月に終了。その後「酷暑乗り切り緊急支援」と称して8月~10月の3カ月限定で復活しました。

【補助金額】
■8月・9月使用分
・電気(低圧)…4.0円/kWh
・都市ガス………17.5円/㎥
■10月使用分
・電気(低圧)…2.5円/kWh
・都市ガス………10.0円/㎥

値上げはこの支援の期限が切れることによるものです。

九州電力によりますと一般家庭のひと月の平均使用量は250キロワットで、これに当てはめた場合、
電気(低圧)…10月使用分は8・9月より平均+375円
       11月使用分以降は8・9月より平均+1000円
になります。

また環境省が示している平均消費エネルギーにあてはめると、
電気(低圧)…10月使用分は+520円、11月以降は+1387円
都市ガス………10月使用分は+126円、11月以降は+295円
になります。(8・9月使用分と比べた平均額)

※使用量などによる契約の違いで料金は変わります。
※環境省・令和3年度:1世帯が1年間に消費したエネルギー、全国平均で電気4,175kWh、都市ガス203㎥をもとに試算

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