広島県出身で、昭和の日本画壇を牽引した巨匠のひとり児玉希望の回顧展が広島県立美術館(広島・中区)で始まりました。
児玉希望は、安芸高田市出身で日本画の生き残りと可能性を追い求め、花鳥画、西洋絵画、水墨画、抽象絵画など多彩に作風を変化させ、「一人の画家のものとは思えない」とまで言われています。
今回の特別展では児玉希望の代表作を中心におよそ120点を展示しています。そのひとつ、帝展特選作品「暮春」は、、樹々が生い茂る山野と水車小屋にとまる鳩や、その精密な描写力に作品世界へと没入させられます。
広島県立美術館学芸員 神内有理さん
「戦略をもって手がけていった結果、多様な画風になったと考えています」
この展覧会は、12月1日まで開催されます。
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