発がん性の疑いのある有機フッ素化合物(PFAS)を含んだ汚染水が米軍横田基地(東京都福生市など)の外に漏れ出た恐れがあるとして、東京都などが4日、防衛省に対して詳細な情報の提供などを要請したことを、都が明らかにした。横田基地外にPFASが漏出した可能性を米側が認めるのは初めて。

米軍横田基地(資料写真)

 都が3日、米側から得た情報として、防衛省北関東防衛局から情報を伝達された。都のホームページによると、8月30日の豪雨で、横田基地の消火訓練エリアからPFASを含む泡消火剤が入った汚染水約4万リットル以上がアスファルト上に漏れ出して一部が、施設外へ出た可能性が高いという。  都と基地周辺6市町でつくる連絡協議会が4日の口頭要請で、「立ち入り調査をする場合には全面的に協力すること」などと防衛省に求めた。(松島京太) 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。