天皇皇后両陛下は東京都内で環境保護などで優れた功績をあげた研究者らを表彰する「みどりの式典」に出席し、受賞者と懇談されました。

両陛下はきょう午後4時ごろ、「みどりの式典」の会場の東京・千代田区のホテルに到着し、出迎えた関係者と挨拶を交わされました。この式典は、みどり豊かな社会の実現に向け、優れた実績をあげた研究者を表彰するものです。

今年の「みどりの学術賞」は、植物の環境への適応などの仕組みを解明した奈良先端科学技術大学院大学理事の西村いくこさん(73)と、緑を生かした都市計画に関わる東大総括プロジェクト特任教授の横張真さん(65)が受賞しました。

2人は岸田総理から表彰状を授与され、両陛下はにこやかに拍手を送られました。

授賞式のあと、両陛下は受賞者と懇談し、西村さんが植物の細胞の環境変化に対応する力について話すと皇后さまは「(植物は)すごいなと思っています、いつも」と笑顔で応じられていました。

また、陛下は水田が市街地の気温を抑制するという横張さんの研究結果について、「水田が温度を下げる効果があるのですか」と驚かれていました。

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