西原町にある国立・琉球大学によりますと、大学に勤める教員が、外部から紹介された非常勤講師の採用をめぐる学内推薦の見返りとして、現金数百万円の寄付を受け取った可能性があるとして大学が調査をしています。

大学は、今年3月に外部から情報提供を受けたことをきっかけに本人から話を聞いていて、関係者によると警察にも相談しているということです。


▽琉球大学 福治友英 副学長
「これが事実であれば大変遺憾だと思っている」「学生が混乱しているのではないかと懸念している。何らかの手当をしなければと思っている」

非常勤講師の採用は、公募に加え学内の教員が推薦する場合もあり、推薦された人物は教授会で経歴などを審査された上で決定するということです。

この教員はすでに退職していて、大学はこの教員が担当していた研究指導などを他の教員が引き継ぐなどして、学生に影響が出ないように対応しているということです。

国立大学の教員は「みなし公務員」とされ、見返りの寄付だと認められれば贈収賄の容疑にあたる可能性があります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。