岡山市は、北区御津地区の川で国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物のPFOSとPFOAが検出されたと発表しました。原因はわかっていません。

国の暫定指針値を超えるPFOSとPFOAが検出されたのは岡山市北区御津の旭川に合流する三谷川とその支流のあわせて6地点です。このうち三谷川の向田橋では、国の暫定指針値50ng/Lの2.6倍にあたる130ng/Lが確認されました。

岡山市水道局では、全国の河川の水からPFOSとPFOAが検出されていることを受け、水源の旭川の主な支流で調査を行うことを決め、8月28日と9月2日に三谷川周辺で調査を行ったところ最大で110ng/LのPFOSとPFOAを確認、結果を受けて岡山市環境保全課が9月6日と13日に詳しく水質調査したところ、10地点のうち三谷川の4地点、その支流2地点で国の暫定指針値を超えるPFOSとPFOAが検出されたものです。

なお岡山市は、三谷川が合流する旭川では合流地点の上流、下流ともにPFOSとPFOAは検出されておらず、「岡山市内全域で水道水は安心して利用できる」としています。今後、岡山市では引き続き河川の水質調査を行うとともに、超過地点周辺で地下水の調査も行うということです。

また、浄水場から有機フッ素化合物のPFASが検出された吉備中央町から流れる宇甘川と三谷川は別の水源であるため因果関係はないと説明しています。

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