自宅に母親の遺体を放置したとして島根県松江市に住む男が、3日夜、逮捕されました。
警察は、殺人や保護責任者遺棄の可能性も含めて調べています。

逮捕されたのは松江市山代町の会社員の男(57)です。
男は、同居していた母親(85)の遺体を、埋葬せず自宅アパートの一室に放置した死体遺棄の疑いです。

9月28日の午後6時40分頃、男から松江消防署に「帰宅した所、母親が倒れている」と119番通報があり、駆け付けた救急隊が寝室の布団の上で仰向けに倒れている遺体を見付けました。

通報を受けて松江警察署が男に事情を聞いたところ、26日までは母親が生きていたと主張しましたが、遺体の状況と合わなかったため、30日に司法解剖しました。

その結果、死後1週間程度経っていることが分かり、3日、警察に呼ばれた容疑者が「9月20日には母親が死んでいることを認識していたが放置していた」と、話したため逮捕しました。

調べに対し「亡くなった母をそのまま放置していたことに間違いありません」と、容疑を認めているということです。

母親の死因は硬膜下血腫で、殺人や保護責任者遺棄の可能性も含めて、動機や経緯を警察が調べています。

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