2日深夜、北海道斜里町の川で、サケを密漁していたとして、ベトナム国籍の男ら4人がその場で逮捕されました。現場では密漁に関わっていたとみられる数人の仲間が目撃されていて、警察が行方を追っています。

水産資源保護法違反の疑いで逮捕されたのは、住所や職業などすべて調査中の男と、すべて自称の千葉県柏市の61歳の無職の男、自称岡山県倉敷市の25歳のベトナム人技能実習生の男、青森県黒石市の33歳のベトナム人の無職の男の4人です。

4人は2日午後11時すぎ、斜里町を流れる海別川の左岸で、サケ約29匹を密漁した疑いが持たれています。

警察によりますと、4人は川幅の狭いところに網をはり、サケを捕獲していたということです。

付近をパトロールしていた警察官が、密漁をしている10人ほどのグループを見つけ、そのうちの1人をその場で逮捕しました。

しかし他のメンバーは現場から逃走し、警察は翌日3日までに斜里町内にいた61歳の男とベトナム人の男ら3人を見つけ、それぞれ逮捕しました。

警察は、逮捕された4人が容疑を認めているかどうかについては、今後の捜査に支障が出るおそれがあるとして、明らかにしていません。

逮捕された4人は、いずれも居住地がばらばらで、面識はなく、そのうちの1人は「SNSを通じて集まった」という趣旨の話をしているということです。

警察は、4人がサケの密漁を目的にした闇バイトで集まったとみて捜査するとともに、逃げた他のメンバー行方を捜査しています。

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