携帯電話に「060」で始まる番号が加わる見通しとなりました。スマホの普及を背景に「写メ」「バリ3」などの言葉が、もはや死語と化しているようです。
携帯番号「060」追加へ 「写メ」「光るアンテナ」は死語!?
時はさかのぼること、45年前。
1979年、昭和54年。日本初の携帯電話ともいえる自動車電話サービスがスタート。
このときの専用番号は「030」から始まるものでした。
1990年代に普及が進んだ携帯電話は「090」から始まる番号に。
携帯電話は「ケータイ」と呼ばれ、爆発的に利用者が増加。
その後、時代は携帯からスマホへ。
普及も進み「080」「070」で始まる番号が使われるようになったのですが、いわゆる2台持ちの広がりなどを背景に番号が不足。
そこで総務省は新たな番号を使えるようにする検討を開始。早ければ12月にも「060」で始まる携帯番号が利用可能となる見通しです。
携帯の普及とともに、機能も進化。
便利になる一方で、昔の常識は消えつつあります。
例えば、2000年頃から一気に普及した「カメラ付き携帯」。
これを使って写真を送る、いわゆる写メが当時大流行。
しかし、今の10代に聞いてみると…
Nスタ
「“写メ”ご存じですか?」
10代
「『写真撮る』ですよね」
Nスタ
「写メの“メ”ってご存じですか?」
10代
「写真 カメラの“メ”?」
40代
「あ、わかんないの?」
LINEやInstagramが一般的となった今、街で聞くと写真をメールで送る“写メ”を知らない10代が多くいました。
「バリ3」知らない 10代が7割
これってもう死語?
携帯に関する意外な世代間ギャップはこの他にも…
当時の携帯電話で液晶表示アンテナが3本立っている状態を表す「バリ3」。
かつては誰もが使った言葉なんですが、
Nスタ
「バリ3ってわかりますか?」
20代
「わからないです」
「聞いたことないです」
街で聞くと「バリ3」を知らない人が続出。
LINEリサーチによると10代が72%、20代でも57%が「バリ3」を知らないと回答。
「知らない」と答えた高校生の40代のお母さんに聞くと…
40代
「バリ3。電波がちゃんと3本立っている」
Nスタ
「バリ3使っていたと聞いてどうですか?」
10代
「昔だなって」
この他「着メロⓇ」「ワン切り」「デコ電」など携帯電話にまつわる流行は時代とともに、様々。
かつては単なる道具ではなく、個性をアピールするツールでもあった、携帯。
中にはアンテナをカスタムする人もいました。
40代
「アンテナの先っぽにきらきらしててお祭りみたいに」
10代
「かわいい!」
着信を光で知らせる光るアンテナです。
着信がわかる優れもの。一体どれだけの人が知っているのでしょうか?
ガラケー時代の常識は死語!?「光るアンテナ」「デコ電」認知度
井上貴博キャスター:
スタジオの奥にいる20代前半のスタッフはずっとポカンとしていました。
“懐かしい”携帯電話の用語を紹介します。
・バリ3
・光るアンテナ
・センター問い合わせ
・赤外線通信
・写メ
・ワン切り
・着メロ
・デコ電・デコケータイ
ホラン千秋キャスター:
全部わかる。青春が詰まってますね。
井上キャスター:
センター問い合わせなんて、電車でトンネルに入るたびにセンター問い合わせしちゃうんだから。
ホランキャスター:
好きな人からメール入ってないかな?ってね。入ってないんだよ…
井上キャスター:
なぜ、センターに問い合わせしなくちゃいけなかったのかというと電波が悪かったんですよね。地下に入ると電波が届かないので、メールセンターに問い合わせしてメールが来ているかどうかという。
ホランキャスター:
センターでメールが止まってるんですよね。
井上キャスター:
「光るアンテナ」(=着信を光で知らせてくれる便利アイテム)について、10代はどのくらい知ってるのでしょうか?
【知らない】と答えた10代は50%でした。(2021年11月調査 出典:LINEリサーチ)
裏を返すと半分知ってらっしゃるんだなとも思いました。
ホランキャスター:
想像しやすいというのもあるかもしれないですね。アンテナにアクセサリーをつけたりとかもありましたよね。
井上キャスター:
あとは通話代が高かったのでワン切りして、とにかく着信を残して折り返させるとかね。着メロはどうですか?
ホランキャスター:
着メロ・着うた。
井上キャスター:
着メロ専用の入力マニュアル本もあり、音符データの入力が簡単にできました。
あとは、相手によって着メロ変えられるので、私は彼女からの着信は鈴木亜美さんの「Be Together」にしていました。
あとは赤外線通信。
ホランキャスター:
これ、画期的でしたね。
井上キャスター:
今で言うとエアドロップですかね?
ホランキャスター:
通信料がかからず画像が送れるっていうので使っていましたね!
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