作業員が熱中症で死亡した工事現場に塩分が備えられていなかったとして、名護労働基準監督署はきょう、男性を雇用していた本部町の建設業者「天久組」を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

名護労働基準監督署によりますと今年7月、天久組が雇用していた70代の男性作業員が今帰仁村の工事現場で資材を運んでいたところ熱中症で倒れ、その後死亡しました。

発汗が多くなる建設現場では塩分・水分を備えることが法で定められている

労働安全衛生法では、事業者が労働者のため塩分と飲み物を備えるよう定められていますが、現場には塩飴やスポーツドリンクなどの塩分が備えられていなかったということです。

名護労働基準監督署は、建設現場などでは業者側が水分や塩分を用意して労働者の熱中症対策を行うよう注意を呼び掛けています。

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