今回訪問するのは、郡山市にある尚志高校。
紹介する部活は「空手道部」です。
キリッとした表情、キレキレの身のこなし。
一糸乱れぬ美しさ。
そして礼儀正しさ。
そう、空手はスポーツではなく武道なのです。
創部25年、インターハイ出場17回を誇る尚志高校空手道部。
15人の部員たちは、日々 「心・技・体」を磨いています。
---渡邊さん「小学1年生から練習に参加して、中学生までそれが続いていた感じです。」
---佐藤さん「入学前に練習に参加して、強くなるためにはきつい練習とかもやりたいなって思って。」
---松本さん「兄が所属している時に何回か練習に来させてもらっていて、楽しそうな雰囲気でやっていたので。」
武道にとって、強くなるために必要なのが地味に続ける基礎的な鍛錬。
部員の多くが中学校から空手を続けてきましたが、「もっと強くなるために」反復練習に没頭します。
---武曽先生「空手の大事なところの基本をまずきちっとやりながら、中学校までの道場の稽古と、高校の部活っていうのはまるっきり別物なので、高校の試合で勝つための技術的な面だったり、後は精神力だったり、そうゆうところを意識して練習しています。」
空手には、目の前に相手を想定しながら、見えない相手と戦っている姿をあらわす「形」。
そして、実際に技を繰り出し戦う「組手」の2種類があります。
高校生の組手の試合は、コンタクトしない寸止めルールです。
空手の稽古に共通して大切なことは体幹を鍛えることです。
体幹がしっかりしていれば形の技もキレイに見せられ、組み手でも相手の攻撃に対応することができます。
極限まで鍛え上げる厳しい稽古、空手で最も重要なのは自分自身と戦うこと。
---松本さん「一番はきついなって思たんですけど、やっていくうちに段々慣れてきて、出来ないことが出来たりしたときに楽しいなって思うようになりました。自分を奮い立たせると、それにみんながついてくるので、まずは自分が声を出してやるようにしています。」
基礎練習が終われば、ひたすら仲間とこぶしを交えます。
響き渡る声は、自分と仲間を鼓舞するエールのようです。
尚志高校空手道部には、練習中、よく目にする光景があります。
それは選手同士で指導する姿。
---佐藤さん「チームで戦って勝つっていうのも目標でもあるので、一人だけずば抜けて強いより、みんなで教え合いながらやるのがいいなって思っているので、気づいたところはあんまり先輩後輩関係なく教えるようにしています。」
「お互いに教えあう」その成果が一番あらわれるのが、団体の形です。
立ち方からスピード、タイミングと細部にわたり一致させる必要があります。
「心をひとつに」
---渡邊さん「動画とかで自分の形とか組手を見直してて、練習でやったことが技取った時とかにできてるなと感じたりします。空手があったからここの高校にも入ったので、自分にとって人生の大切な方だと思っています。」
---松本さん「つらい自分を成長させてくれる。」
---遠藤さん「小学生・中学生・高校生ほぼ毎日空手をやってきたので、自分にとって空手は青春かなって思います。
青春の一ページを空手にかける15人。
その一瞬一瞬は、自分を成長させてくれる、大切な時間です。
『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年10月2日放送回より)
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