広島県内にある企業のサーバーに不正にアクセスしたとして、広島県警は2日、神奈川県川崎市に住むアルバイト従業員の男(21)を不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕しました。

警察によりますと、男は23年5月、広島県内の電気通信会社が使用しているメール配信ソフトの脆弱性をついて、サーバーに不正にアクセスするなどした疑いが持たれています。

調べに対し男は「間違いありません。ホームページの改ざんに興味があって好奇心でやりました」と容疑を認めているということです。

広島市では23年6月、複数の大学に爆破予告メールが送信される事件が発生。

警察が捜査していたところ、メールは、県外の福祉施設のサーバーを経由して送信されていることが判明しました。

この福祉施設のサーバーへ男がアクセスしていたことが分かり、その後の捜査で、広島県内の企業のサーバーへ不正アクセスしていた疑いが浮上したということです。

警察によりますと、男は同じ手口で福祉施設のサーバーへアクセスしている可能性があるといいます。

さらに、押収したパソコンの解析から、男はインターネットの掲示板で、特定の弁護士への中傷や、特定の弁護士を語って爆破予告を繰り返す人たち「恒心教」に強い影響を受けているとみられ、警察は広島市内で起きた爆破予告に関与している可能性があるとみて捜査を進めています。

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