福岡市早良区の男性が警察官や検察官を名乗る男らから電話で「このままだと逮捕される」などと脅され、約1000万円をだまし取られる詐欺被害に遭っていたことがわかりました。
警察によりますと、福岡市早良区に住む会社員の男性(53)に先月28日、官公庁の職員を名乗る男から電話があり、「あなたの携帯電話から10万件以上の迷惑メールが送られている。被害届を出してください」などと言われました。
2日後、警察官を名乗る男から男性に電話があり、「振り込め詐欺で捕まった犯人があなた名義のキャッシュカードを持っていて、このままだとあなたも逮捕される」などと話すと、今度は検察官を名乗る男に電話を代わりました。
検察官を名乗る男は男性に対し「犯人からあなたの口座に5000万円が振り込まれていて、調べる必要がある」などと脅し、指定した口座に現金を振り込ませて計約1000万円をだまし取りました。
男性が勤務先の上司に話したところ詐欺の可能性を指摘されたため、男性が警察に相談したことで被害が発覚しました。
男性は警察の調べに対して「おかしいとは思ったが逮捕されたくない一心だった」などと話していると言うことです。
警察は、「警察官や検察官が捜査のためにお金を送金させることはありません」と注意を呼びかけています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。