9月30日に福井県の沖合で見つかった女性の遺体について、福井海上保安署は司法解剖の結果、年齢が10代から20代とみられるものの、身元は特定できなかったと      発表しました。遺体は、9月21日の記録的豪雨で安否が分かっていない石川県輪島市の中学3年生・喜三翼音(きそ・はのん)さん(14)の可能性があり、海上保安署は3日、DNA鑑定を行うことにしています。

石川県輪島市久手川町(ふてがわまち)では9月21日、住宅4棟が川に流され、中学3年の喜三翼音さんの安否が分かっていません。

福井海上保安署によりますと、9月30日に輪島市からおよそ170キロ離れた福井県の沖合で、航行中の漁船が漂流している女性の遺体を発見しました。

遺体は身長およそ150センチで、ズボンのタグには手書きで「喜三」と記されていたということです。

福井海上保安署は2日午後4時から司法解剖を行ったところ、遺体は10代から20代とみられ、死後およそ11日が経過しているということです。また、死因は気道が塞がれたことによる窒息死でした。

海上保安署は、遺体が翼音さんの可能性が高いとみて、3日にDNA鑑定を行い、身元の確認を進めることにしています。

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