10月は飲み物を中心に食品の値上げラッシュとなりますが、食品スーパーには「生鮮食品」と「総菜」の価格を抑え、客の負担を減らそうと奮闘しているところもあります。

値上げの波が止まりません。

10月に値上がりする食品は今年最多の2911品目、このうちペットボトルを中心とした飲み物が46.5%を占めます。

買い物客は:
「ちょっと上がると遠ざかったりする」
「主婦としたらやりづらい。家計に響く」

北杜市武川町のスーパーおのです。今月の食品の値上がりは想定外でした。

スーパーおの 小野桂一店長:
「ここまで一気に各メーカーが値上げになるのは今までなかった」

店で扱う商品は10月、およそ100品目が値上げとなります。

このうち500mlの飲み物は仕入れ値が20円から30円上がったため100円未満の販売は今後困難となります。

そこで店の対応は…

スーパーおの 小野桂一店長:
「これはきょう届いた商品で、これらは今月の値上げの対象」

仕入れ値が変わる前の9月のうちに大量に商品を発注し、一部はこれまでと同じ値段で販売しています。

一方、店長が急激な値上げを実感しているのが…

スーパーおの 小野桂一店長:
「ちょっと想像していた以上に大きくてびっくり。聞いたことがない(値上げ)」

菓子類は値上げするメーカーが多く、人気の米菓は20円から30円、チョコレートには一箱100円近く値上がりした商品もあります。

そこで店側は市場で買い付ける野菜や肉などの「生鮮食品」と、コロッケなど揚げ物を中心とした「総菜」の価格をできる限り抑え、客の負担を少しでも減らそうと奮闘しています。

買い物客は:
「コロッケが安い。いつも食べていておいしい」
「野菜とか果物が安くて特に助かっている」

10月は値上げラッシュになりましたが、帝国データバンクは年末にかけて食品の値上げは後退すると予想しています。

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