いよいよ本格始動する石破内閣。しかし、その船出は波乱の幕開けとなりました。
批判の一方で、地元からは期待の声も上がっています。
地元の人が総理に求めるものとは?

立憲民主党 小川淳也幹事長
「まさに有言不実行。言行不一致。ここにいたってはもはや嘘つきのそしりすら免れないのではありませんか」

きのうの総理指名選挙に先立ち、野党側から厳しい批判を受けた石破氏。

当初、総理に就任したら衆議院を解散する前に国会で全ての閣僚が 出席して質疑を行う予算委員会を開催すると明言していたにも関わらず、その方針を変更し今月27日に衆議院総選挙を行うと表明。これに野党側は猛反発したのです。

当初は石破氏を「逃げないタイプ」と評価していた立憲民主党の野田代表は。

立憲民主党 野田佳彦代表
「言ってきたことを守ってないじゃないかと。とっとと逃げてしまうということに対して私は深い失望を覚えています」

日本維新の会 馬場伸幸代表
「戦う前から逃げているということですから『敵前逃亡内閣』というのがぴったりの名称じゃないかなと思います」

また、共産党の田村委員長は、「総裁になったら手のひら返し。論戦から逃げる解散」だと酷評したほか、国民民主党の玉木代表も「国民はこんな石破氏を期待していなかったのではないか」と批判しています。

批判の声も大きい石破内閣に対して、地元では…

地元の人は
「今まで好き放題言っていたのにそれを急に訂正したり、選挙の日を急に変えたり、対アメリカ問題。もうちょっと慎重にやっていかないといかんですね。ただ県民としては良かったですけどね」
「増税するのは構わないですけど所得税と、健康保険と厚生年金が高くてお給料稼いでもほぼそこで持っていかれるので消費税上げるならそっち下げてくれという感じ」
「今より良くしてくれるんじゃないかなというイメージはあります。なってよかったと思います。」
「鳥取県って特に人口も少ないし過疎化も進んでいるので経済とかがうまく潤っていけばいいと思います」

また、経済再生担当大臣として初入閣した地元・鳥取2区選出の赤沢さんに期待する声も聞かれました。

街の人は
「物価が高いのでそういうところを改善してもらえたらうれしい」
「信頼されて(そのポストに)置かれていると思うので、期待に応えてもらいたい」

波乱の船出となった石破政権。その手腕に、地元の期待がかかります。

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