奈良県の東大寺の正倉院で、宝庫の扉を年に一度開ける「開封の儀」が行われました。

 正倉院では毎年秋に一度、宝庫に納められた宝物の点検や調査をする「開封の儀」が行われます。天皇の使いである「勅使」ら15人が礼服に身を包み、入口で手や口を清めたあと、厳かな様子で宝庫に入っていきます。

 中には奈良時代の聖武天皇の遺品や東大寺ゆかりの宝物約9000点が保管されていて、これから約2か月かけて点検や調査を行うということです。

 「開封の儀」に伴って、奈良国立博物館では10月26日~11月11日に「正倉院展」が開かれ、奈良時代のきらびやかな調度品などが公開される予定です(※事前予約制)。

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