石破内閣発足を受け、北朝鮮による拉致被害者家族会の横田拓也代表(56)は「全拉致被害者の即時一括帰国という譲れない方針を堅持し、強い外交姿勢を貫いてほしい。家族会の親世代が健在なうちに、再会が図れることを強く望みます」とコメントした。

拉致被害者家族会の横田拓也代表(資料写真)

 石破氏は、2002年に超党派の国会議員で発足した拉致議連の初代会長も務めた。ただ、石破氏が掲げている「東京と平壌への連絡事務所の設置」について横田代表は「家族会は強く反対しており、北朝鮮が画策する時間稼ぎや幕引きに加担する事がないよう注意して」とくぎを刺した。

2024年3月、当時の岸田首相(中央左)と林官房長官に面会した拉致被害者家族会の横田拓也代表(同右)=首相官邸で

 また再任の林官房長官が引き続き拉致問題担当となることに「心強い。岸田首相時代に進めていた水面下交渉をさらに前進させてほしい」とした。(小倉貞俊) 

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