高知市南消防署の男性主査補が搬送患者の病状などの情報を漏洩させたとして、停職3か月の処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは高知市南消防署に勤務する26歳の男性主査補です。高知市消防局によりますと男性主査補は8月10日の午後8時半ごろ、職場外の友人から「搬送された家族の病状などについて教えてほしい」と電話で依頼され、消防機関と医療機関の間で搬送患者の情報を共有する際に利用する「こうち医療ネット」というシステムの関係者専用ページに、自身のスマートフォンからログイン。家族の病状などが表示された画面のスクリーンショットを友人にLINEで送信し、個人情報を漏洩させたということです。
9月9日、依頼した友人のスマートフォンに、自身の病状などが記載された画像があるのを、家族本人が見つけ、「私が救急搬送された時の情報が流出している」と連絡。漏洩が発覚しました。
高知市消防局は9月30日付けで男性主査補を停職3か月の懲戒処分としました。男性主査補は「軽率な行動で、被害者、関係機関に大変迷惑をかけた、深く反省している」などと話しているということです。
また、監督責任とシステムの適正な運用管理が徹底できていなかったなどとして、消防局長を戒告、副部長級の2人と課長級の2人を訓告処分としました。高知市消防局は「再発防止を徹底し、全力で信頼回復に努める」とコメントしています。
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