自民党の石破新総裁はあす国会で総理に選出された場合、10月27日に解散総選挙を行いたいと明言しました。
解散総選挙の山梨県内の与野党の情勢は、「政治とカネ」「野党共闘不成立」がキーワードとなっています。
9月27日金曜日、石破茂元幹事長が新たな総裁に選ばれた自民党。
しかし3か月前には…
自民党県連 森屋宏会長：
「県連を代表いたしましてお詫び申し上げる次第であります。誠にご迷惑をおかけしました」
自民党 中谷真一衆院議員：
「大変申し訳なく思っています」
自民党 堀内詔子衆院議員：
「ご心配をおかけいたしました」
自民党 永井学参院議員：
「大変申し訳ございませんでした」
自民党県連大会で謝罪が相次いだ理由は去年から続く自民党派閥の裏金事件。
前回の衆院選では1区、2区ともに勝利した自民党ですが、裏金事件の逆風で党の勢いに危機感を強めていました。
自民党県連大会：（今年6月）
「党勢挽回に向けてがんばろう」
自民党は去年10月に1区は中谷真一さん、2区は堀内詔子さんの現職2人を公認候補として申請することを決めていますが、一連の裏金事件の影響が次の衆院選のポイントとなりそうです。
立憲民主党 中島克仁衆院議員：
「迫りくる解散総選挙で山梨1区の議席を奪還する。そして山梨（選挙区）唯一の野党の議席を死守する」「新総理が誰であろうとこの目的、目標は絶対に果たす」
石破新総裁誕生のおよそ2時間後、1区の議席奪還を誓った立憲民主党県連。
1区には前回比例で復活当選した現職の中島克仁さんの擁立を決め、連合山梨と国民民主党が支援する体制を作りました。
しかし候補者不在の2区は県内ゆかりの男性が浮上しているものの…
立憲民主党県連 小沢雅仁代表:
「（2区へ）立候補の決意があるか今後の対応になると思う」「皆さんには具体的なことを申し上げる段階にはありません」
新人候補の擁立が足踏み状態の立憲民主党。
対照的に先週、共産党は…
共産党県委員会 花田仁委員長:
「山梨では1区、2区とも擁立する」
2区に大久保令子さんを擁立すると発表し、前回擁立を見送った1区については立憲民主党の安保法制に対する考え方や野田新代表の方針などから野党協力を否定し、近く候補者を発表するとしています。
共産党県委員会 花田仁委員長:
「私たち（共産党）が変わったのでなく立憲民主党が変わった」「野党共闘の余地はない」
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