東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地裁は30日、大会組織委員会元理事への贈賄罪で起訴された出版大手KADOKAWAの前会長角川歴彦被告(81)の初公判を10月8日に指定したと明らかにした。  起訴状によると、スポンサー選定などに関して組織委元理事高橋治之被告(80)=受託収賄罪で公判中=に依頼(請託)し、謝礼として2019年9月~21年1月までに、9回にわたって計約6900万円を高橋被告側に提供したとされる。  角川被告は22年9月に逮捕され、23年4月に保釈。今年6月に長期間の身柄拘束で精神的、肉体的苦痛を受けたとして国に2億2千万円の損害賠償を求める訴訟を起こしている。


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