旭川市内に住むの50代の女性が、高知県警の警察官を名乗る男らに2400万円を騙し取られました。警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。


警察によりますと、9月17日、旭川市内に住む50代の女性のもとに「インターネットホットラインセンター」をかたる男から電話があり、クレジットカードの利用事実について聞かれました。

女性がそのカードを持っていないことを伝えたところ、「無罪関係証明書」を警察から発行してくれと言われ、男は、高知県警の警察官を名乗る男と電話を代わりました。

女性は、警察官を名乗る男とLINEを交換したうえで「クレジットカードが悪用されて、その犯人があなたに800万円から1000万円を渡したと言っている」「あなたの逮捕状が出ている」「あなたのことはシロだと思うので、検察官による優先捜査が受けられなくなるおそれがあるのでこの事件のことは調べないように」「資金の流れを調べるために現金を預かる」などと言われました。

また、女性はビデオ通話で逮捕状と警察手帳を見せられたということです。

女性は警察官を名乗る男の指示に従い、18日から21日までの間に4回にわたって、指定された口座に計2400万円を振り込みました。

その後、女性はインターネットで調べて詐欺かもしれないと思い、29日に警察へ届け出たということです。

警察は、警察官などを装った人物からお金を振り込むよう求める電話は詐欺を疑い、警察相談電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。

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