9月28日に開幕した日本スポーツマスターズ長崎大会。全国のシニア世代のアスリートたちが集うスポーツの祭典で、10月1日までの期間中、選手や関係者などおよそ1万人が長崎を訪れるとみられています。長崎県勢の優勝が期待されている男子ソフトボールの出場チームを紹介します。

スポーツマスターズ・ソフトボール競技に長崎県代表として出場するチームのひとつが「久本寺(くほんじ)ウエンテラー」です。

「楽しんで、ハイ、張り切っていこう、オイ!」

平均年齢は48歳、40歳以上のカテゴリーでは全国屈指の強豪ソフトボールチームです。

高橋良生監督:
「一番から九番までどこからでもチャンスが作れる打線です、ピッチャーでも自信を持って送り出して、きっちり抑えてもらえる投手陣が揃っていると思っています」

「久本寺ウエンテラー」は2021年に、全国大会で優勝。西日本の大会では3連覇を果たしています。

普段は、週末に、練習やリーグ戦でプレーの精度を磨いていますが、マスターズを前に、平日の9月12日の夜に練習を行いました。

高橋良生監督:
「もうあと2週間、本番まで。限られた時間やけんが」

キャプテン・瀬戸口貴幸選手:
「練習の1打席目の1スイング目からしっかり振れるように、そこから意識してやっていきましょう、さ、いこー!」「おっす」

地元マスターズでの優勝を目指して、守備練習には、1球1球本番の緊張感をもって取り組んでいます。一方で、練習中は笑い声も絶えません。

チームスローガンは「塁楽常勝(るいらくじょうしょう)」。
ソフトボール=塁球(るいきゅう)を楽しみながら、常に勝利を目指す!
このスローガンのもと、プレーに打ち込んでいます。

キャプテン瀬戸口貴幸選手(45):
「ソフトボールが大好きで、チームワークがめちゃくちゃ良くて、楽しんでやっているチームです」

投手陣は4人。マスターズで活躍が期待されているのはことし40歳になり新たに加入した森勇紀さんです。この世代では、類を見ない速球が持ち味で、日本代表として国際大会に出場した経験もあります。

高橋良生監督「エースでベテラン北川、山崎、サウスポーの渡邉、実績も経験も十分持っている森、十分なピッチャーが揃っているので」

記者:「ソフトボール経験なし、同じ40代の私が一打席勝負に挑みます」

自慢の投手陣の投球を体験しました。相手はサウスポーの渡邉潤さん(47)。ピッチャーの手元を離れたボールは一瞬でキャッチャーミットに…!スピードと迫力に圧倒されました。

先月末に行われた大会、対戦相手は同じ長崎県代表としてマスターズに出場する「南島原クラブ」です。久本寺ウエンテラーの先発は投手陣の柱、北川康徳さん(52)。多彩な変化球と緩急織り交ぜた投球で相手バッターを打ち取っていきます。

攻撃陣は2回のオモテに1点を先制。相手の南島原クラブも去年のスポーツマスターズで全国優勝した強豪です。2回のウラ、すぐに同点に追いつきます。その後は投手戦となり、県大会のレベルを超えた白熱した好ゲームとなりました。

久本寺ウエンテラー、2番手として登板したのは森さんでしたが・・タイブレークの末、久本寺ウエンテラーは敗れました。

北川康徳投手(52):
「ここぞというところがまだまだかなと、マスターズで日本一目指そうと思うチームなら、状況、外野の位置とかしっかり確認して、走塁もバッティングもやらないけんちゃないかなと思います」

キャプテン・瀬戸口貴幸選手:
「最高の結果を出せるように、もう一回、泥臭く楽しんでやっていきましょう」

高橋良生監督:
「南島原クラブにリベンジ果たして、やっていきましょう」

南島原クラブ松本昌陸監督:
「久本寺さんとマスターズの決勝で戦えるように、自分たちもまた、地元開催ということもあるので頑張りたいと思います。一緒に決勝で対戦するのが夢ですね」

スポーツマスターズ長崎大会の組み合わせはすでに決まっています。久本寺ウエンテラーと南島原クラブが順調に勝ち進めば、対戦するのは決勝の舞台です。県勢同士の決勝でリベンジを誓います。

北川康徳投手(52):
「どんな相手でも自分たちがやってきたことをやれば、勝てるとは思っています、日本一目指して頑張ります」キャプテン・瀬戸口貴幸選手「目標は日本一で、頂点目指したいと思います」

スポーツマスターズ・長崎大会のソフトボール競技は時津町と長与町を会場に9月28日から10月1日まで開催されます。(9月24日にテレビで放送した特集を掲載しました)

9月29日第3試合 久本寺ウエンテラー(長崎県) 対 山陽小野田SBC(山口県)

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