石川県能登地方を襲った豪雨からきょうで1週間です。輪島市と能登町では、新たに2人の遺体が見つかり、浸水の被害を受けた仮設住宅などでは復旧活動が続きました。
石川県内では、行方や安否が分からなくなっている人の捜索が続けられる中、きょう午前、中村菊枝さん(75)の安否が分かっていない輪島市門前町の海岸では、成人の女性とみられる遺体が見つかりました。警察では、中村さんの可能性があるとみて、身元の確認を進めています。
中村さんの長男 研紀さん
「母ちゃんだったらいいなという願いがある」
また、能登町のダム付近でもきょう午前、性別・年代不明の1人の遺体が見つかりました。この地域では、谷野まち子さん(68)の行方が分かっておらず、身元の確認が進められています。
死者はこれで13人に増え、5人の行方や安否が分からないままです。
記者
「石川県珠洲市上戸町です。こちらの仮設住宅、先日の雨で被害がありましたが、1週間たった今でも近くのフェンスには草木が絡みついています」
一方、能登半島地震の後に建設された仮設住宅が床上浸水する被害を受けた珠洲市では、流れ込んだ土砂を洗い流す住民の姿が見られました。
仮設住宅で暮らす女性
「(仮設からの退去は)1か月半と言ったので…、動きたくないということを(市に)説明した」
奥能登では、支援活動の長期化が懸念され、被災者の心のケアも求められています。
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