札幌市の市立中学校で、同級生から受けたいじめに学校が適切な対応を取らず、不登校になったとして、札幌市に損害賠償を求める女子生徒の裁判が27日、札幌地裁で始まりました。

 訴えているのは、札幌市の高校2年生の女子生徒です。

 中学1年生の時、同級生から容姿をからかう動画を、SNSに投稿されるなどのいじめを受け、不登校になりました。

 被害を訴えたものの、学校は拡散を防ぐ対応を取らず、卒業までの間の学習の機会を奪われたとして、札幌市に550万円の損害賠償を求めています。

 これに対し、札幌市は27日の初弁論で、女子生徒の請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を示しました。

次回の裁判は11月11日です。

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