事実上の次の総理を決める自民党の総裁選は、27日午後から、高市早苗氏と石破茂氏が決選投票が行われ、新総裁には石破茂氏が選ばれました。

今回の自民党総裁選には、高市早苗経済安全保障相、小林鷹之前経済安保相、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境相、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長の9人が立候補。

「国会議員票」367票と党員・党友による「党員票」368票を合計した735票を争いました。

このうち党員票は、27日午前から各都道府県連で開票作業が行われ、午後1時から国会議員票の投開票が行われました。

【投票結果】
高市早苗氏 181票(議員票72票 党員票109票)
小林鷹之氏 60票(議員票41票 党員票19票)
林芳正氏 65票(議員票38票 党員票27票)
小泉進次郎氏 136票(議員票75票 党員票61票)
上川陽子氏 40票(議員票23票 党員票17票)
加藤勝信氏 22票(議員票16票 党員票6票)
河野太郎氏 30票(議員票22票 党員票8票)
石破茂氏 154票(議員票46票 党員票108票)
茂木敏充氏 47票(議員票34票 党員票13票)

その結果、有効票の過半数を獲得する候補はおらず、181票を獲得した高市早苗氏と154票を獲得した石破茂氏の決選投票が行われることになりました。

そして上位2人による決選投票は、「国会議員票」367票と「都道府県連票」47票の計414票で争いました。

決選投票では、石破氏、高市氏の順番に、5分間ずつ演説した上で投票が行われ、その後国会議員による投票を実施。

その結果、高市氏が194票(議員票173票 都道府県票21票)、石破氏が215票(議員票189票 都道府県票26票)となり、自民党新総裁に石破氏が選ばれました。

10月1日に召集される予定の臨時国会で、岸田総理に代わる新しい総理大臣の指名選挙がおこなわれます。

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