車の所有を巡って三重県鈴鹿市に住む女性に生活保護の支給を停止したのは違法だとして津地裁は鈴鹿市による停止処分を取り消す判決を言い渡しました。

鈴鹿市に住む72歳の女性は2022年11月、所有する車の見積書を提出しなかったことを理由に鈴鹿市から生活保護を打ち切られていました。生活保護停止の撤回と車の所有の許可などを求めた裁判の判決で、津地裁は「複数の見積書の提出を求めたのは過剰な指導である」などと指摘しました。その上で、「そもそも自動車の保有を認めないこと自体が裁量権を乱用したもので違法だったと判断される」として生活保護の停止処分の取り消しを命じました。

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