島根県は25日、出雲市に住む30代の女性が、腸管出血性大腸菌(O157)に感染したと発表しました。

県に入った連絡によりますと、女性は16日に食欲の低下や胃の不快感を感じ、翌17日に腹痛や軟便、18日には水溶性の下痢の症状を訴えて、出雲市内の医療機関を受診。19日に同市内の別の医療機関を受診し検査を行いました。

25日に検査結果が判明し、この医療機関から出雲保健所に腸管出血性大腸菌(O157)感染者の届け出がありました。

女性は入院しておらず、回復傾向にあるということです。

島根県内では今年度、8件のO157感染が分かっていますが、このうち5件は無症状だということです。

県では、トイレの後や調理前の手洗い、家庭で焼き肉などをする際は、中心部まで75度・1分以上の十分な加熱を行い、生肉用の箸と取り箸を使い分けることなどが重要だとしています。

また、O157に感染した場合は重症化させないことが大切だとして、腹痛・下痢・血便などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

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