記録的豪雨に襲われた石川県能登町で26日午後、住宅に倒れ掛かった木の撤去作業に当たっていた79歳男性が、木と屋根の間に挟まれ、死亡しました。

26日午後3時ごろ、能登町当目で木造住宅に倒れかかった木を撤去するため、屋根の上で作業していた男性が、屋根と木の間に挟まれました。

この事故で近くに住むアルバイト従業員・千徳国昭さん(79)が腹を強く挟まれ、病院に運ばれましたが、およそ2時間後に死亡しました。死因は肝臓を強く圧迫されたことによる出血死でした。

警察によりますと、現場では当時3人で撤去作業に当たっていたということで、屋根に上っていたのは千徳さん1人とみられています。

他の従業員は、千徳さんが木に挟まれるのを目撃したということで、警察が労災事故として当時の状況を詳しく調べています。

石川県能登町では今月21日、線状降水帯による記録的豪雨で大雨特別警報が発表され、町内で土砂崩れや倒木が相次いでいました。

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