災害に見舞われた時であっても温かい料理を誰でも簡単に作れる。そんな料理を熱く「ファイヤー」と叫ぶあの人が学びました。

札幌市のキッチンスタジオで開かれた料理教室。ここにやってきたのが…。

 大仁田厚さん
「ファイヤー」

プロレスラーの大仁田厚さんです。

大仁田さんと言えば…。

 電流爆破マッチで有名な大仁田さん。戦いの時とはうって変わってこの日は前掛けとバンダナ姿です。

 知人で札幌市在住の料理研究家松本沙織さんから、災害時でも簡単に温かい料理が作れる「パッククッキング」を教わりにやってきました。

 「パッククッキング」は耐熱性ポリ袋に食材を入れ、袋のまま湯せんする調理法。

まず調理したのは、親子丼です。

米と水を袋へ。具材となる鶏肉と卵も同じようにして鍋に入れるだけ。

 大仁田厚さん
「こんな感じでできるんですね。普通は炊飯器でないと米は炊けないと思う」

 大仁田厚さん
「卵がふっくらしていて、(ごはんは)いい具合に炊けている。もちもちしている」

 ホットケーキミックスと牛乳を入れて湯せんすれば、ふかふかの蒸しパンも作れます。

大仁田さんがこの調理法が大切だと考えたわけ、それは東日本大震災の被災地での体験にありました。

 大仁田厚さん
「炊き出ししたときに、おばあちゃんが『温かいものを食べられて、うれしかった』と。豚汁を作ったが、すごく喜んでくれて災害のときは温かいものをなかなか食べられない」

災害時でもみんなが温かいご飯を食べられるように。大仁田さんはこの調理法を多くの人に広めたいと考えています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。