JR貨物で発覚した作業データの改ざん問題。
札幌市の市電でも、車輪と車軸の組み立てを請け負っていた業者が同様の改ざんをしていたことが明らかになりました。

 JR貨物では貨物列車の車輪と車軸をつなぐ作業の際、基準よりも強い圧力で組み立てたにもかかわらず、基準内に収まるようデータを改ざんしていたことが明らかになっています。

 札幌市交通局が市電について調査したところ、車輪と車軸の組み立てを請け負っていた東京の「京王重機整備」による不正が見つかり、車軸176本のうち2本について組み立ての圧力が基準内に収まるよう、データを改ざんしていました。

 また、89本の車軸については文書の保存期間が過ぎていて、データが適正か確認できなかったということです。

 札幌市交通局はデータの改ざんがあった車軸は現在使っておらず、ほかの車軸についても超音波検査で安全を確認していて、市電の運行に支障はないとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。