【H2Aロケット49号機 打ち上げ時間】
打上げ日 2024年9月26日(木)
打上げ時間帯 午後2時24分20秒~午後2時25分21秒

天候不良で2度延期されたH2Aロケット49号機の新たな打ち上げ日が、今月26日と発表されました。三菱重工によりますと、H2A49号機は、今月26日午後2時24分20秒から25分21秒の間に、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。当初今月11日の予定でしたが、天候不良で2度延期されていました。

49号機には、軍事施設や災害時の情報収集を担う政府の情報収集衛星「レーダ8号機」が搭載されています。

このページでは打ち上げの模様を現地からライブ配信でお伝えします。

H2A残りあと2機

H2Aロケットは、これまで42機連続で打ち上げに成功していますが、打ち上げ費用がおよそ100億円と世界水準より3割ほど高く、次の50号機の打ち上げを最後に新型のH3ロケットに移行する予定です。

打ち上げるのは「政府の情報収集衛星」

49号機には、政府の情報収集衛星「レーダ8号機」が搭載されます。他国の軍事施設の動向を監視したり、大規模災害時の状況把握に使用したりする事実上の偵察衛星です。政府は「光学衛星」と「レーダ衛星」の2種類の情報収集衛星を組み合わせて運用しています。「光学衛星」はデジタルカメラのような仕組みで、地表からの光を検出します。詳細な分析ができますが、夜間や悪天候の撮影には向きません。「レーダ衛星」は、電磁波を放射して、反射してくる波を検出する衛星で、夜間や悪天候でも撮影ができます。

今回H2Aロケット49号機で打ち上げる「レーダ8号機」は、設計寿命を超えた「レーダ6号機」の後継機です。開発費用はおよそ311億円です。

内閣衛星情報センターによりますと、政府が運用する情報収集衛星は現在10基ですが、このうち5基がすでに設計寿命を過ぎています。

政府は、2029年度には設計寿命を迎えていない情報収集衛星を10基維持し、地上の特定の場所を1日2回以上撮影できる体制を目指しています。

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