岩手県紫波町に住む30代の男性が、マッチングアプリで知り合った相手から、「今回のチャンスを生かせばあなたは一生働く必要はありません」などとうその投資話を持ちかけられ、現金約488万円をだまし取られる「SNS型投資詐欺」の被害に遭っていたことが分かりました。

紫波警察署によりますと、2024年3月上旬、紫波町に住む30代の男性がマッチングアプリで知り合った「シンガポール出身・愛知県在住の30代女性」を名乗る相手から、LINEで仮想通貨に投資する副業に誘われました。

男性は、女性から言われた通りに投資取引アプリ「Bybit」、「BitTrade」をダウンロードし、ビットコインの売買をしたところ、1万円以上の儲けが出ました。儲けが出たことで、女性の投資話を信じた男性は、その後、女性から証券アナリストを名乗る人物を紹介してもらい、「今回のチャンスを生かせばあなたは一生働く必要はありません」などと誘われ、2024年4月下旬から6月上旬までの間、指定されたネットサイトで複数回にわたり、現金約488万円を振り込みました。

男性はその後、サイト上に「約18億円の資産がある」、「資金を両替するには税金として約1800万円を支払う必要がある」などといったメールが届き、不審に思い調べたところ、詐欺で金をだまし取られていたことに気づきました。

警察はSNSで知り合った人から投資に誘われた場合は、詐欺の可能性が高いので誘いに乗らずに相談してほしいと呼びかけています。

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