鹿児島市の認定こども園で保育士の女が園児を切りつけ、逮捕、起訴された事件で、再発防止に向けて市が設置した第三者委員会の初会合が25日に開かれました。

市が独自に設置した第三者委員会のメンバーは、大学関係者や保育団体の代表、弁護士ら5人です。

この事件は今年6月、鹿児島市の認定こども園の保育士だった笹山なつき被告(22)が、2歳の男の子の首をカッターナイフで切りつけたとして、殺人未遂の罪で起訴されたものです。

笹山被告は、別の女の子の顔を家具に打ちつけてけがをさせたとして傷害の罪でも起訴されています。

(鹿児島市・下鶴隆央市長)「絶対許せないことだと考えており、安全安心な保育環境の整備につなげていくことが重要な責務」

25日に開かれた第三者委員会の初会合では、下鶴市長が委員に対し、事件の原因分析や再発防止策について協議するよう要請しました。委員会は非公開で、事件の概要や今後の進め方について確認したということです。

(鹿児島女子短期大学副学長・第三者委員会 松元理恵子委員長)「大変重大な事件。こどもたちや保護者が安心安全に預けられて、こういう事件が起きないように再発防止という形でまとめて伝えられたら」

第三者委員会は、来年3月までに再発防止策などを市に報告する予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。