大規模な土砂崩れなどで住民が孤立している石川県輪島市の西保地区について、市は希望する住民およそ40人を集団で避難させることを決めました。
輪島市によりますと、輪島市大沢町西保地区は、地区につながる国道249号が土砂崩れや道路が崩落する被害を受け、住民48人が孤立状態となっています。
西保地区は、23日には漁港に「SOS」の文字を出していました。
輪島市では25日、職員がヘリコプターで地区に入り住民に意向を確認したところ、およそ40人が集団避難に同意したということです。
集団避難は26日行われる予定で、住民は自衛隊のヘリコプターで輪島分屯基地に搬送されたあと、市内の1次避難所に移送される予定です。
一方、県は孤立状態となり集団移転を希望している輪島市門前町七浦について、24日夜から県道の啓開を進め、25日一部の孤立が解消したと発表しました。
石川県・馳浩知事「(集団移転について)1日も早く対応したい。できるだけ早く来週前半にも方針を決めて対応したい」
25日午後3時現在、県内では輪島市と珠洲市、能登町合わせて7地区で157人が孤立しています。
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