山口県下松市に伝わる県の無形民俗文化財「切山歌舞伎」で、途絶えてしまった演目が50年以上ぶりに復活することになりました。

25日、切山歌舞伎保存会のメンバーらが集まり、練習が行われました。



講師は、国の重要無形文化財保持者に認定されている竹本友和嘉さんです。

下松市の切山地区に伝わる「切山歌舞伎」は、今からおよそ270年前に大阪で歌舞伎を見た村の人が、地元の八幡宮の秋祭りで奉納したのが始まりとされています。



保存会では今年、結成50周年を記念して、会の結成前に途絶えてしまった名作演目「義経千本桜」を復元しました。

50年以上ぶりの復活に向けて、独特の節回しなどの練習にも熱が入ります。

講師 竹本友和嘉さん
「スムーズに盛り上げるところは盛り上がってというのが大事かと思います」

切山歌舞伎保存会 松尾珠美さん
「すべての切山歌舞伎の力が結集した舞台だと思ってます。息づかいっていうんですかね、そういうのが私の体に入ればいいなと思っています」

「義経千本桜」は、12月1日の公演で披露されます。

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