記録的な豪雨で甚大な被害が出た能登半島では、長野県内の支援団体も復旧活動にあたっています。
現地の様子を聞きました。
どこに道路があるのかもわからないほど大量の土砂に覆われた被災現場。
小布施町の災害復興支援団体日本笑顔プロジェクトは、23日から能登半島の先端にあたる石川県珠洲市で重機を使い活動しています。
日本笑顔プロジェクト 春原圭太副代表:
「土砂崩れの現場はけっこう多数あるので」
「ひとつひとつ土砂撤去をしながら孤立を解消させている状況です」
9月20日からの豪雨で石川県内では土砂災害や河川の氾濫が多発し9人が死亡。
最大で100か所以上にのぼった集落の孤立は、まだ完全には解消されていません。
能登半島地震からの復旧途中での豪雨災害にダメージは大きいといいます。
日本笑顔プロジェクト 春原圭太副代表:
「(住宅など)リフォーム中で水害に遭ったところもあるし、道路を直している途中で水害に遭ったり、建設会社の重機が土砂に飲み込まれてしまったという所も実際にありますので」
孤立した地域では携帯電話が通じないなど情報が伝わりにくいといいます。
そこで…。
日本笑顔プロジェクト 春原圭太副代表:
「道路が開通しましたという情報が(地域に)なかったりするので、道路を啓開したら近くにいる住民に声をかけて道路が開きました(と周りに伝えてほしいと)お願いしています」
団体では相次ぐ災害に見舞われた住民を精神的にも支えたいとしています。
日本笑顔プロジェクト 春原圭太副代表:
「やっと(地震の)復旧復興の光が見えてきた段階で2度目のダメージというというところがあるので、精神面のフォローとか声掛けだったりとか、命の部分のフォローも大事なのかなと思っています」
日本笑顔プロジェクトの春原さんは今後、道路状況が改善されたら浸水した住宅からの泥出しや家財の片付けなどにボランティアの手が必要になってくるのではないかと話していました。
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