愛媛県松山市内で捜査資料を盗んだ男に対し、松山地裁は25日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、松山市の職業不詳・濱田健聖被告は今年4月30日、市内で捜査を行っていた警視庁捜査員の無施錠の捜査車両から、自身の情報を含む捜査ファイル2冊を盗んだとして、窃盗の罪に問われています。
これまでの裁判で検察側は、濱田被告が犯行後、事件関係者に捜査ファイルの情報を共有したことや、海外逃亡を図ろうとして福岡空港で逮捕されたことなどを明らかにしています。
25日の判決公判で高場理恵裁判官は「計画性はないものの、捜査資料と分かって盗んだ犯行は大胆かつ悪質。結果は軽視できず責任は軽くない」と指摘する一方で、反省しているなどとして、懲役1年6か月の求刑に対し、懲役1年6か月執行猶予3年の判決を言い渡しました。
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