猛暑のなか、熱中症が疑われる状態で道に迷う高齢女性を助けたとして、浜田警察署は市内に住む21歳の看護師の女性に感謝状を贈りました。

感謝状が贈られたのは、浜田市在住の看護師山藤望愛さん、21歳です。

山藤さんは8月2日正午過ぎ、車を運転中に山陰道浜田バイパス沿いの歩道を歩く高齢女性を発見。通常、高齢者が歩くような場所ではないことから違和感を覚え、引き返して声をかけたといいます。
女性の言動が二転三転し、マスクや手に泥がついていたこと、また発汗量も多かったことから、「このままでは危ない」と判断した山藤さんは、女性に水分補給させたうえ、自分の車で浜田警察署まで送り届けました。

この日、島根県内には熱中症警戒アラートも発令されている状況だったといいます。

山藤望愛さん
「こんな炎天下なのにどうして一人で歩いておられるんだろうと疑問に思って、帰ろうとしたんですけどやっぱり気になって。
引き返して声をかけたらどうも道に迷っておられるみたいで、『どこに行くんですか?』と聞いてもどこに行ったらいいのかわからない様子でした。
警察の方に何か捜索届けとかでていないかなと思って聞いてみたらちょうど探しておられたところだったので、何事もなく無事に帰ることができてよかったなと思っています。」

山藤さんはこれからもためらわず声かけをしていきたいということです。

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