参議院はさきほど、アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーできょう繰り上げ当選したばかりの市井紗耶香氏の議員辞職を許可しました。在職1日は過去最短です。

市井氏は、2019年に行われた参院選で当時の立憲民主党の比例代表として立候補しましたが、次点で落選。その後、政界引退を表明していました。

しかし、当時の立憲民主党の比例代表で当選した須藤元気氏がこの週末に行われる衆議院の補欠選挙に立候補し、自動失職したことから市井氏の繰り上げ当選が決まりました。

市井氏は当選を辞退する意向を示していましたが、2020年の野党再編で当時の立憲民主党が解散しているため、公職選挙法上、比例名簿から削除することができず、辞退できませんでした。

市井氏はきょう参院議員に繰り上げ当選しましたが、参議院はきょうの本会議で市井氏から提出された議員辞職願いを認めました。

市井氏の在職日数は1日で過去最短ですが、歳費などの日割りおよそ7万6000円を受け取ることになります。

市井氏の辞職を受け、当時の立憲民主党の比例名簿で次々点だったアカペラグループ「RAGFAIR」のメンバーだった奥村政佳氏が繰り上げ当選する見通しとなりました。

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